Information for Action Contact Details:
Mail address: P O Box 245 6906 North Perth, WA, Australia
E-mail: http://www.informaction.org/index.php?main=helpus_contactus Information for Action is a non profit environmental organization committed to environmental change in our global community. Work on the website began in 1999 by President Rowland Benjamin and is maintained by a group of talented volunteers.


遺伝子工学

遺伝子組換え生物(GMO)とは何か?

人類は過去何千年もの間自然を操作してきましたが、最近までは主に近縁種間のみで行われてきました。今日我々のよく知っている家畜や農作物は、人類が自然を支配した結果の最初のものです。

しかし遺伝子工学は、単なる近縁種間での交配という自然の限界を超えたものであります。今では、科学者は、たとえば魚の耐凍結性や細菌の抗病性の遺伝子というように、自然のあらゆる所から好きな性質を取ってきてそれらを動植物に組み込むことができます。種間の境界が壊されたのです。

Lizard and Genetic Engineering. Image by Information for Action, a website for conservation and environmental issues offering solutions

いままでは、遺伝子工学は主に農作物に除草剤耐性もたせるためか、あるいは防虫剤を自ら生産させるために行われてきました。モンサントやノバーティス(元シバガイギ)のような会社はトウモロコシを遺伝的に改変して、害虫のメイガに対する防虫剤を作らせたり、自社の除草剤に対する耐性を持たせました。その結果、除草剤を散布すると雑草は枯れても作物は枯れないのです。細菌由来の防虫剤BT-Toxinを生産する遺伝子をトウモロコシに導入するとトウモロコシが防虫剤を生産できるようになります。モンサントはBT-Toxin遺伝子をジャガイモにも導入し害虫のコロラドハムシに対する耐性をつけました。このような遺伝子組換え植物は、防虫剤をすべての細胞で絶え間なく発現続けるので、植物を攻撃する害虫はすぐ死にます。

問題は、この組換えDNAが他の植物に入ってしまったときに起こるかもしれません。いわゆる「超雑草」というのは、異なる除草剤耐性をもった組換え作物間に偶然交配が起こってしまった結果できるものです。農民は、超雑草を取り除くために、しばしば昔からのより強い除草剤を使わなくてはならなくなっています。

科学者は酵素を使って必要な遺伝子を元のDNAから切り取り、細菌やウイルスを使って新しい遺伝物質を細胞に導入します。これらの細菌やウイルスは通常自然界でするように、細胞壁を壊して細胞の中に入り遺伝子を細胞のDNAに組み込みます。宿主の植物や動物のDNAが外来の遺伝子を受け入れて新しい遺伝的形質を持つようにするために、他にも様々な物質が加えられます。しかし、このままでは科学者は組換え遺伝子が宿主のDNAコイルのどの部分に導入されたのか分かりません。もし遺伝子が不適当な場所に導入されたら、宿主生物の通常の機能を破壊するかもしれません。新しいタンパク質が作られても、それを検出する方法が開発されるまでその存在が発見されません。宿主は導入された遺伝子を拒否するか発現しないかもしれません。その結果、宿主の他の遺伝子まで発現されなくなるかもしれません。第二世代のGMOはしばしば不妊で第一世代のGMOよりもその形質が劣ります。

科学者は望まれる形質を持った遺伝子を分離してそれを強制的に宿主細胞に導入します。彼らはさらに遺伝子を導入された植物を見分けるために、導入したい遺伝情報に「マーカー」遺伝子を加えます。しかし、遺伝子が植物のDNAに受け入れられるか、またどこに導入されるかわかりません。遺伝子導入に成功するにはもしかしたら数千回の試みが必要かもしれません。GMOがどのようなものになるかは、大方偶然に支配されています。科学者はGMOが望ましい形質を「とったり」生産したりすることを期待します。しかしGMOは無益なものになったり、死んだり、怪物になったりするかもしれません。

ひとつの遺伝子は植物や動物の体内で数種類の異なる形質を支配するかもしれません。科学者はGMOがどのような形質をとるか予想できません。有害な形質がよく見られます。GMOが地球生態系に放たれる前にこの有害な形質が発見されないと、環境に計り知れない害がもたらされるかもしれません。遺伝的汚染は原油流出のように浄化することはできません。環境にいったん入ってしまうとそれを取り戻すことは不可能です。

バイオテクノロジーの会社は、いわゆるターミネーター遺伝子というものをGMOに導入する技術を開発し、GMO植物からとられた種子が次の世代ですべて実を結ばなくすることができるようになりました。モンサントはターミネーター技術を使わないと言いましたが、GMO植物から採れた種子を次世代で使わないという宣誓書に著名するように農民に迫りました。ターミネーター技術は、世界中の食糧安全を脅かす非道徳的なものとして広く非難されています。特に世界中の農家で翌年のために保存しておいた種子に頼っている14億もの人にとって脅威であります。もしこの技術が商品化されたら、農民は翌年の植え付けのために今年の収穫から種子をとっておくことができなくなります。バイオテクノロジーの会社はターミネーター技術によって、文明が1万年かけて改良してきた植物を私有化することができます。

何ができるか?

Flower and Genetic Engineering. Image by Information for Action, a website for conservation and environmental issues offering solutions

自分が何を食べているのか知らされることを要求しよう-GM食品には危険があります。GMOの脅威を強調している消費者団体によるボイコット運動に参加しよう-たとえばそのような団体には、オーストラリアのGenethics、イギリスのGenetiX SnowballとGeneWatch、アメリカ合衆国のGeneWatchなどがあります。地元の学校や議会や店にGMを取り扱わないように頼みましょう。地元の新聞の編集者に手紙を書いたり、トークラジオ番組に電話したりしましょう。

GMでない商品を買いましょう。自分が何を食べているのか注意し、安全を確認するまでGM食品を食べないようにしましょう。オーガニック食品や製品を買いましょう。GMを扱わない生産者や食品製造者を支援しましょう。アメリカ合衆国から輸入された食品はオーガニックの保証がない限り避けましょう。

GMO生産の一時停止を提唱しましょう。GMO論争の時間を与え、GMOのよりよい検査方法が確立し、国際的生物安全保障条約議定書が作成されるまで、GMOの商品化を5年から10年遅らせることを求めましょう。すべてのGM作物の周りに緩衝地帯を設けることを求めましょう。バイオテクノロジー産業が、規則違反する会社に罰金を科すことのできる力を持った独立した団体によって管理されることを求めましょう。バイオテクノロジー産業は、長い間自社のGM作物の環境への放出を自分で監視する役割を担ってきましたが、もうその役割は他の団体と交代するべきです。

食品安全は各国政府の責任ですが、たいていの欧米の政府は、大部分のGM食品は安全でラベルを付ける必要がないというバイオテクノロジー産業の言い分に同意しています。

GMOを含むすべての食品を完全にラベルすることを要求しましょう。GM食品とすべてのGM原料はたとえどんなに微量であっても正しくラベルされなくてはなりません。人々は彼らの食べ物が安全だと感じられることが必要です。

(モンサントのような)バイオテクノロジー会社や、オーストラリア食物食品委員会(The Australian Food and Grocery Council)のような食品団体は、会社が自発的にラベルをつけるという産業界の方針を支持しています。自発的なラベルという方針は消費者にとっては受け入れがたいものです。産業界がこのような方針を自発的に行うかどうかは信用できません。

現在アメリカ合衆国や他の国の法律は時代遅れです。これらの法律は、化学時代の科学技術に適用されたものです。今日のバイオテクノロジーの発見と開発に対応した法律が必要です。アメリカ合衆国議会はバイオテクノロジーと遺伝子汚染に対応した環境法を今まで一度も可決したことがありません。

自国の政治家に自国でのGMOフリーの農業と特にオーガニック農業を支持するように求めましょう。

いろいろな食品製造者に問い合わせましょう。そして彼らの製品にGMOが入っているか、また遺伝子操作された原料を食品に使うことをどのように考えるか聞いて見ましょう。そして彼らの製品に遺伝子操作された原料が入っていないと保証されない限り、彼らの製品を買い続けることはしないといいましょう。バイオテクノロジー会社に手紙を書いて、もっと検査ができるようになり、GMOが消費者に安全で環境に無害であるという保証をするための法律が設定されるまでGMOを市場に導入することを控えるように求めましょう。

アメリカ合衆国では故意にGMOとそうでない農作物を混同するような政策がとられてきました。自国での消費だけでなく輸出のためにもGMOと普通の農作物を区別することは大切です。特許法はひどく不適切で見直しが必要です。

オーストラリアやニュージーランドでは、現在消費者を保護する法律は不適切です。ラベルをつける制度から免除されている食品がたくさんありすぎます。含有率が一定以下のGM原料はラベルされなくてもかまいません。GMOが含まれていることを確証するわけでもなければ、否定するわけでもないような食品群が作られました。「GMOを含有するかもしれません。」というラベルは何も意味しません。

綿実油以外のものは“Product of Australia”(オーストラリア産)と書かれた食品を買いましょう。”Made in Australia”(オーストラリア製)と書かれた食品は遺伝子操作された輸入原料を含んでいるかもしれないので買わないようにしましょう。

リンク

遺伝子工学の歴史

遺伝子工学の利点

遺伝子工学のコスト・危険性

参考文献

遺伝子工学に関する環境団体をデータベースから検索してください。


遺伝子工学について : 日本: 政府

日本: 政府

 
To(受取人):
Position(職名):
Address(住所):
E-mail(Eメール):
Fax(ファックス):

First Name(ファーストネーム):
Last Name(姓):
Street/PO Box No(街路 / 私書箱):
Town/City:(都市)
Postcode(郵便番号):
E-mail(Eメール):
Subject(タイトル):
Please enter the text into the field provided:

Reload Image
Enter the characters here:



   トップへ戻る    サイトマップ    規定・条約    @ Informaction for Action 2015
shiir online solutions Bridgetown Hillside Garden Information for Action Luen Shing Metal Mfy Rowland Benjamin – Osteopath Safe Stretch Shiir Shoes Green Pages